K-FOOD 韓食健美

韓国食材のパワーで、おいしく、きれいに

8月30日に大阪・梅田のグランフロント大阪で開催された「韓食健美ウェルネスセミナー&ビジネスミーティングに参加してきました。

スーパーフードともよばれる韓国食材のプレゼンテーションや、料理のデモンストレーションも行われたイベントの模様をレポートします。

K-FOOD 韓食健美

K-FOODをもっと身近に感じるために

韓国政府の傘下機関、韓国農水産食品流通公社が、品質を保証する「K-FOOD」。韓国産の農水産物や食品にの「安全」「おいしさ」が、ひとめでわかるロゴマークです。

今回のイベントでは、そんなK-FOODを身近に感じられる有意義な企画が用意されていました。

そのひとつは、管理栄養士・フードコーディネーターとして、多方面で活躍している北嶋佳奈さんによる、レシピのご紹介と料理のデモンストレーション。

K-FOOD 韓食健美

女性の美容と健康に効果が期待できる、韓国のスーパーフードを取り入れ、家でも簡単に作れるおしゃれなレシピばかり4種類。

管理栄養士としての経験から、栄養はもちろんのこと見た目やおいしさにもこだわった、からだによいお料理の提供を日々心がけていると教えてくださいました。

K-FOOD 韓食健美

韓国食材をつかったレシピと料理デモ

左上【カリカリじゃことなつめの大根サラダ えごまドレッシング
昆布やわかめからアルギン酸を抽出して作られた、プチプチ食感のヘルシー食材「海の宝石」を使ったおしゃれなサラダ。必須脂肪酸のオメガ3系に分類される、αリノレン酸たっぷりのえごまオイルを使ったドレッシングと、乾煎りしたじゃこでカルシウムもしっかり補給できるメニューです。

右上【もち麦とマッシュルームのクリーミーポタージュ
水溶性の食物繊維をたっぷりと含んだもち麦がとろとろ食感!マッシュルームとたまねぎをバターで香ばしく炒め、深いコクと香りがより一層食欲をそそるおいしさに仕上がっています。豆乳を使用しているので、あっさりと軽い口当たりで味付けも塩・こしょうとシンプルなのがからだにうれしい一品。

左下【きのこと生ハムのえごまパウダーアヒージョ
オリーブオイルを弱火で加熱しながら、にんにくと鷹の爪のうまみと香りをじっくりとオイルに移していくのがポイント。香りが立ってきたらしいたけと生ハム、白ワインを加えます。生ハムの塩味が味をひきしめるので調味料は不要。最後にえごまパウダーを加えることで、まろやかなコクをプラス。

右下【なつめとかぼちゃのデリ風えごまサラダ
抗酸化作用が期待できるビタミン類が豊富なかぼちゃに鉄分たっぷりの乾燥なつめ、えごま油と同様に必須脂肪酸のオメガ3系、αリノレン酸を含むえごまパウダーを使ったおしゃれなサラダ。かぼちゃの甘みになつめの酸味やクリームチーズの塩味が相性ぴったりのデリ風メニュー。

K-FOOD 韓食健美

料理のデモンストレーションを見学後は、試食タイムも用意されていました。ヘルシーなメニューの数々は、どれも栄養たっぷりなのに見た目もおしゃれで、調理の手順もシンプルなものばかり!家でも作ってみたいなと思える、北嶋佳奈さんのアイデアレシピに大満足でした。

K-FOOD もち麦

スーパーフードとしても注目される韓国食材をご紹介

試食の後は、K-FOODのプレゼンテーションや各企業様とのビジネスミーティングタイム。

日本でも雑穀ブームの到来で、さまざまな雑穀を目にする機会がありますが、なかでももち麦は、独特の食感や腹持ちのよさも人気。水溶性食物繊維をはじめベータグルカンカルシウムカリウムも豊富で、コレステロール、糖質、脂質などの吸収をおだやかにする作用も期待でき、ダイエットや美容に、注目度の高いアイテムのひとつです。

韓国でも雑穀を食べる習慣が根付いていて、サラダのトッピングなどにもよく利用されているとのこと。

白米と一緒に炊き込むのも手ですが、北嶋佳奈さんに教えていただいたスープにしていただくメニューや、ハンバーグのタネとして炊いたもち麦を加えるのもおすすめなのだそう。

K-FOOD なつめ

なつめは、薬膳料理のメニューには欠かせない存在で、歴史ある食材のひとつ。生薬としても用いられるほか、乾燥なつめは手軽に食べられて鉄分の補給のためにも積極的に取り入れたいアイテムです。

鉄分のほかにも食物繊維ミネラルが豊富で栄養もたっぷり。貧血の改善や代謝アップ、美肌効果にも期待できそうです。

ヘルシー志向の高い料理家のみなさんが、砂糖の代わりの甘味として使用されていたり、ヨーグルトのトッピングとしても使いやすい乾燥なつめに今後ますます注目です。

K-FOOD えごま油

私たちのからだに欠かせない必須脂肪酸、オメガ3系のαリノレン酸をたっぷり含むえごま油。

体内へ吸収されたαリノレン酸は、EPADHAとなり、血流を改善して脳の働きを高めたり、炎症を抑える作用によってさまざまなアレルギー症状の緩和が期待できる有益な栄養素です。

とても大切な栄養素なのに、体内で作ることができないので、食品からの摂取が不可欠なのです。

この日、紹介されていた株式会社母心ジャパンの生ごま油は国際味覚審査機構(iTQi)によって認定される優秀味覚賞を2016年、2017年と2年連続で受賞し、「世界最上級のスーパーベジタブルオイル」として認められた高品質商品。

また、2012年のフランス農産物振興庁の世界オイル国際コンクールでも銀賞を受賞、2016年には韓国政府から世界一流品の認定を受けています。

試飲させていただいたえごま油は栽培期間中農薬不使用の一番搾りオイル。保存料や添加物を一切使用していない、クセのないさらりとした油です。

加熱に弱いので、サラダやお豆腐など、お料理にちょい足しで食べるのがベストです。

K-FOOD えごまパウダー

えごま油が加熱に弱いのに対し、焙煎してすりつぶしたえごまパウダーは熱に強く、油にくらべて酸化しにくいのが特長です。冷凍して長期保存も可能で、お値段もリーズナブルなのが魅力です。

αリノレン酸のみならず、食物繊維カルシウムなどの栄養素も豊富で、積極的に料理にも活用したい食材のひとつ。ごま和えにしたりお味噌汁にふりかけたり、鍋物の味付けに使ったり、加熱に強い特長を生かした活用方法がたくさんありそうです。

K-FOOD 海藻ビーズ

昆布やわかめのぬめり成分、アルギン酸を抽出して作られたプチプチ食感の海藻ビーズは、想像以上に弾力性が強い寒天のような食材です。

食物繊維が豊富なうえ低カロリーなので、ダイエットフリークにもおすすめ。

とてもカラフルですが、合成着色料は使用せず、天然成分の色素を使っているのもうれしいところ。彩りが楽しいので、カルパッチョに散らしてみるのもおすすめと管理栄養士・フードコーディネーターの北嶋佳奈さんがご提案されていました。

お料理やデザートまで幅広く使え、調理法による食感の違いも楽しめます。

K-FOOD トマト

野菜ソムリエプロとして活動している私は、野菜や果物など生鮮品にやっぱり興味がそそられます。この日は、韓国産のトマトが紹介されていました。

試食させていただくと、日本のトマトにくらべて甘みがかなり少ない印象。甘みよりも酸味が強くしっかりと赤い色をしていました。果肉部分にゼリーが少ないので、サンドイッチにはさんだり、加熱調理用に適しているのだそう。

トマトに含まれるリコピンは、抗酸化力に優れています。油と一緒に食べるとさらに吸収がよくなります。リコピンは熱に強いので生食だけでなく、おでんにして煮込んだり、鍋物に活用してみるのもレパートリーが広がります。

日本のトマトへのニーズは、ますます「甘味志向」が加速しているように感じます。もちろん、トマトは甘いだけでもおいしさを感じられません。酸味とのバランスがとても大切で、適度な酸味が必要なのです。

日本のデパートやスーパーで見かける韓国産の野菜といえば、パプリカは一般的ですが、トマトは見たことがありません。外食産業や加工品などに利用されているのでしょうか。

今後もしかしたら、私たちの身近なところで、韓国産のトマトを見かける日も近いのかもしれません。

K-FOOD 韓食健美

スーパーフードに関心を寄せる人が増え、さまざまなアイテムが登場しているなか、今回のイベントを通して出会った韓国食材にも、興味深いものがたくさんありました。

K-FOOD、今後もその動向に注目していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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