古民家ベーグルショップで開催!「おうごんマルシェ」

4月22日(土)午前10時から12時まで、神戸市北区淡河町神田にあるベーグル&スチームベーグルのお店 はなとねさんで、おうごんマルシェが開催されていました。

先日、取材させていただいた淡河町の農業女子、聖子さんがマルシェに参加されると伺って、写真を撮影させていただきました。


完熟いちごのおいしさ「紅ほっぺ」

聖子さんが育てた紅ほっぺ。
いちばんおいしい時に収穫した完熟いちごのおいしさは格別!
そしていちごは収穫後にどんどんおいしさが減少していくので、なるべく早めに食べたほうがいいのです。

聖子さんのいちごは、じっくりゆっくり育てられていて、大きなものがおいしいのだそう。
実が大きくなるためにはその分時間がかかり、その間にたっぷりとおいしさが蓄えられるんですって。

でも、品種や栽培方法によっては、水分を蓄えすぎて大きくなっているものもあるので、すべてのいちごに当てはまるわけではありません。

聖子さんの紅ほっぺを購入される際には、ぜひ大きないちごが入ったパックに狙いを定めてくださいね。


いちごとチューリップの「おうごんマルシェ」

淡河町はチューリップの産地でもあります。
今日のマルシェは「いちごとチューリップのおうごんマルシェ」と名付けられていて、可憐なチューリップも並んでいました。

日頃は野菜や果物を栽培する農家さんへおじゃますることが多いのですが、お花にはあまりご縁がありません。

お花も野菜や果物と同じように、ハウス栽培されているお話を聞き、とても意外なかんじがしました。

お花はなんとなく露地栽培のイメージでしたが、生花店でも季節を問わずにお花が並んでいることに、日頃はまったく疑問を持たずにいたことに気付きました。
お花にもそれぞれに旬があるんですよね。

便利な時代になり、いつでもほしいものがほしい時に手に入ることで、農産物の旬も忘れがちになっています。

私たち野菜ソムリエは、野菜や果物の旬についてみなさんに知っていただくために情報発信したり、さまざまな活動をしています。

それは、季節ごとにおいしいものをお手頃な価格で入手して、ほんとうの旬の味を知っていただきたいから。

そんな気持ちと同じように、お花の旬にも心を配ってみたいな、と思いました。


茅葺屋根の古民家カフェでベーグルをいただく

それにしても、ここは神戸市!こんなに立派な茅葺屋根の古民家が保存されているなんて、今までほとんど知りませんでした。

伝統的な日本家屋がどんどん少なくなるなか、神戸市北区の淡河町では、今でも現役で頑張っている茅葺きのおうちが、意外にもたくさん残されています。

おうごんマルシェの会場となっているベーグル&スチームベーグルショップのはなとねさんは、今からおよそ260年前に建てられた古民家で営業されています。
毎週木・金・土の3日間のみ営業。ネット通販での購入も可能です。

土曜日は午前中からお客さんが大勢詰めかけていて、大人気でした。
駐車場はお店からすぐの場所に10台程度スペースが確保されています。

ベーグルは店頭での購入のほか、イートインスペースもあり、ほっこりとした古民家でおいしいベーグルをいただけます。

ベーグルの原料は北海道産小麦はるゆたか100%使用。
スチームベーグル(米粉の蒸しパン)は神戸・淡河町産の米粉を使い、ストックがなくなれば滋賀県産を使用するとのこと。

たまごや牛乳を使わず、手作りで仕上げたしっとりもっちりベーグルからは、丁寧な仕事ぶりが伺え、たちまちとりこになってしまいます。

イートインでいただいたメニューは、チョコとオレンジのベーグルに、クリームチーズと洋梨をサンドしたもの。

この組み合わせ、秀逸すぎます!

チョコ生地に漂うほろ苦いオレンジ風味と上品な洋梨の甘みが、クリームチーズのさりげない塩味によって、バランス感覚抜群の組み合わせに。

そして、なんといってもベーグル生地の存在感が際立っています。
毎週通いたいくらい、すっかりファンになってしまいました。

淡河町の大人気の古民家ベーカリー、お気に入りの場所がまたひとつ増えました。

はなとね
神戸市北区淡河町神田143-2
営業日 毎週木・金・土http://hanatone.jp/index.html

神戸・淡河町の農業女子、聖子さんが育てるいちご「紅ほっぺ」については、神戸・淡河町で農業女子が育てるいちご「紅ほっぺ」でご紹介しています。

 

2 Replies to “いちごとチューリップ「おうごんマルシェ」でベーグルサンド

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